最新の内視鏡検査システムの特徴

最新の内視鏡検査システムは、高度なテクノロジーとイノベーションを組み合わせて、より正確で効率的な検査を可能にしています。以下に、いくつかの最新の内視鏡検査システムの特徴を示します。

1.高解像度画像
高感度CMOSイメージセンサーの採用のOLYMPUS製ビデオスコープGIF-XZ1200と最新のハイエンドモデルEVIS X1と4Kモニタの組み合わせで、ノイズが少なくハイビジョンを上回る高画質(HQ画質)で観察することができ、詳細な組織や細胞の画像を捉えることができます。これにより、微細な異常や病変を見逃すことなく検出できます。
2.高拡大倍率
OLYMPUS製ビデオスコープGIF-XZ1200は最大拡大倍率125倍の光学ズームを搭載し、最新のハイエンドモデルEVIS X1を組み合わせる事で、対象病変をこれまで以上に高倍率で拡大観察をサポートします。
3. 構造色彩強調機能TXI
構造色彩強調機能TXIは、通常光の情報に基づき、「明るさ補正」「テクスチャー強調」「色調強調」の3つの要素を最適化する画像技術です。入力画像を、ベース画像(明るさ成分)とテクスチャー画像に分解し、それぞれの画像はシステムの画像処理技術にて強調されます。強調された画像は統合され、色調強調を加えることで微妙な組織の違いをより明確に表示し、病変部などの観察をサポートします。
4.深画像強調観察技術RDI
RDIとは、内視鏡検査における画像処理技術のことです。この技術は、通常の白色光源に代わってRed、Amber、Greenの狭帯域光を使用して組織や病変を観察し、異常をより鮮明に検出するための手法です。
このような特定の色光を使用することで、RDIは通常の白色光では見づらい微細な病変や異常を、より鮮明に観察することが可能となります。内視鏡検査の正確性を向上させ、異常の早期発見や評価を支援する役割を果たします。

5.滑らかで色にじみの少ない画像
毎秒120回の高速スキャン方式により、色ずれが少なく、滑らかで色ずれが軽減された高品質な画像で確認できます。
6.AI支援診断
○リアルタイム診断支援
大腸内視鏡検査中の画像をAIが解析し、ポリープ・がんなどの病変候補を検出するとリアルタイムに音と画面上の色で警告し医師の診断をサポート。
○高精度の診断支援
動画データから抽出した内視鏡画像を学習することで、大腸病変の検出において感度98.3%、特異度93.0%の診断支援精度を実現

内視鏡検査で使用する最新の検査機器や周辺機器

最先端の内視鏡検査を実現させるための検査機器や周辺機器をご紹介します。

上部消化管汎用ビデオスコープ GIF-XZ1200上部消化管汎用ビデオスコープ GIF-XZ1200

EVIS X1 ビデオシステムセンター OLYMPUS CV-1500EVIS X1 ビデオシステムセンター OLYMPUS CV-1500

ビデオシステムセンター OLYMPUS CV-290、高輝度光源装置 OLYMPUS CLV-290ビデオシステムセンター OLYMPUS CV-290
高輝度光源装置 OLYMPUS CLV-290

4K UHD LCD モニター OEV321UH4K UHD LCD モニター OEV321UH

内視鏡洗浄消毒装置 OER-4内視鏡洗浄消毒装置 OER-4

内視鏡洗浄消毒装置 OER-4内視鏡洗浄消毒装置 OER-4